看板

材料は、文字部は杉材厚24ミリ、バックの板は杉の羽目板、下地材と屋根材は檜を使いまいた。

文字部は切り抜き、やすりをかけて、一番色の強いダークブラウン系のステイン、浸透性のある塗料で三度塗り、最後にウッドガード（ウッドデッキなどに使用する、外部用防腐塗料）を塗りこみました。

バックの材料には、透明のウッドガードを三度塗り、屋根部は五回くらいしつこく塗りこみました。

自然の木の感じ、また木の変化を出したかったので、あえてニスやウレタンなどの塗膜を付けない方法でやってます。一年もしないうちに、木の油分 が抜けて、暴れ始めてしまうので、こまめに上からウッドガードを塗りこまないといけませんが、他にはない自分の工務店らしさが、出せているのではないかと 思います。

木は、時間がたつと、その経過とともに変化をして、色々な顔を出してくれます。いい変化ばかりではありませんが、この変わっていく本物の木は、時間の流れを感じ、ちょっとえらそうに言うと、わび・さびを感じさせてくれるのかもしれません。

最後に、今は屋根を木のままですが、何年かしたらトタンで覆うことになると思います。

直接、雨のあたる所は木の変化を楽しむ前に、痛みの方が早く進んでしまうからです。

ちょっと残念です。